| コメント(3)| Track back(0) | 2004-11-10
11月8日19時から新大久保の楽器店ダクの地下、あのスウィングガールズのリハーサルに使われたという「スペースDo」でジャズトロンボーンの超大物スター!ビル・ワトラス氏のスペシャルクリニック&ミニコンサートが開かれたので行って来ました。メモは取っていないし相変わらず感想文未満ですんません(^^;)。
前半はクリニックというより、受講生無しでワトラス氏が音楽やトロンボーンについて講演しながら、随時質問を受けて、またそれをネタに話が進められるというスタイル。随所にデモンストレーション演奏(ここがポイントね!)がふんだんに挟まれたので、非常に興味深かった。生の音を聴くのははじめて。
後半はピアノトリオとのいわゆるワンホーンカルテットで、曲名はメモしていないんだけど、僕的にはアントニオ・カルロス・ジョビンのボサ・ノヴァのナンバーを2曲取り上げられたのがうれしかったし、あとワトラス氏のチェット・ベイカーばりのボーカルとか“Doodle”タンギング(ジャズのトロンボーン奏法の中で日本人には言語的に最も理解が難しいと言われるタンギングの方法、詳しくはネット上を検索してくだされ^^;)のデモと合わせてアップテンポのレスター・リープス・インでは“Doodle”スキャットも披露してくださって、トロンボーンのプレイはもちろん、大サービスという感じだった。
クリニックではマイクを使わず、ライブでは常にオンマイク(極めてベルと近い距離にマイクを置く)での拡声された音。その違いも面白かったけど、しかし一番驚いたのはワトラス氏が65歳だということ。なぜあの年齢であれだけの超絶技巧が可能なのか、そしてことによるとSaxよりも速く、しかも息のながーいアドリブのフレーズ。スライドはフレーズの速さ細かさと対照的にあまり動かないし。やはり一時代を築いた方、凄いものだ。ただただ圧倒されました。
まあしかし冷静に言えるのは、氏の演奏のスタイルとか、サウンド、理論的なことなど、すべてワトラス氏のプレイ、理想とするフレーズ、音楽のために集約されたものであって、ジャズトロンボーンを志す人達や、クラシックのトロンボーンを志す人達のすべてに当てはまるものではないと思った。
でもやはりあのスーパープレイは、ぜひ聴いておかなければいけないと思いましたね。間違いなく世界でただ一人にしかできないこと。アーチストとしてこれはものすごい勲章。CDなどの録音物では分からない事を、とにかく生で感じることの大事さを、改めて感じた有意義なクリニックとライブでありました。
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