“古賀トロ部屋” BLOG版不定期な日記風コラム

東京都交響楽団に所属するトロンボーン奏者によるトロンボーン関連、その他モロモロ雑食系コラム

11月8日19時から新大久保の楽器店ダクの地下、あのスウィングガールズのリハーサルに使われたという「スペースDo」でジャズトロンボーンの超大物スター!ビル・ワトラス氏のスペシャルクリニック&ミニコンサートが開かれたので行って来ました。メモは取っていないし相変わらず感想文未満ですんません(^^;)。

前半はクリニックというより、受講生無しでワトラス氏が音楽やトロンボーンについて講演しながら、随時質問を受けて、またそれをネタに話が進められるというスタイル。随所にデモンストレーション演奏(ここがポイントね!)がふんだんに挟まれたので、非常に興味深かった。生の音を聴くのははじめて。

後半はピアノトリオとのいわゆるワンホーンカルテットで、曲名はメモしていないんだけど、僕的にはアントニオ・カルロス・ジョビンのボサ・ノヴァのナンバーを2曲取り上げられたのがうれしかったし、あとワトラス氏のチェット・ベイカーばりのボーカルとか“Doodle”タンギング(ジャズのトロンボーン奏法の中で日本人には言語的に最も理解が難しいと言われるタンギングの方法、詳しくはネット上を検索してくだされ^^;)のデモと合わせてアップテンポのレスター・リープス・インでは“Doodle”スキャットも披露してくださって、トロンボーンのプレイはもちろん、大サービスという感じだった。

クリニックではマイクを使わず、ライブでは常にオンマイク(極めてベルと近い距離にマイクを置く)での拡声された音。その違いも面白かったけど、しかし一番驚いたのはワトラス氏が65歳だということ。なぜあの年齢であれだけの超絶技巧が可能なのか、そしてことによるとSaxよりも速く、しかも息のながーいアドリブのフレーズ。スライドはフレーズの速さ細かさと対照的にあまり動かないし。やはり一時代を築いた方、凄いものだ。ただただ圧倒されました。

まあしかし冷静に言えるのは、氏の演奏のスタイルとか、サウンド、理論的なことなど、すべてワトラス氏のプレイ、理想とするフレーズ、音楽のために集約されたものであって、ジャズトロンボーンを志す人達や、クラシックのトロンボーンを志す人達のすべてに当てはまるものではないと思った。

でもやはりあのスーパープレイは、ぜひ聴いておかなければいけないと思いましたね。間違いなく世界でただ一人にしかできないこと。アーチストとしてこれはものすごい勲章。CDなどの録音物では分からない事を、とにかく生で感じることの大事さを、改めて感じた有意義なクリニックとライブでありました。


■ ビル・ワトラス氏について
ご無沙汰しております。久しぶりに書き込めそうな話題だったものですから・・。実は4日に宮崎に呼んだ際、個人レッスンを受けました。いろいろなテクニックとフレーズについて大切なことをいろいろ教わりました。で、今循環呼吸に挑んでます*^^*。
 65歳でも健在でいられるのは、徹底した健康管理だということでした。お肉は食べないし、アルコールもノー。煙草はもちろんNG。当日のライブハウスは禁煙でした。毎朝ランニングと練習を欠かさないと家族の方もおっしゃってました。
 今回マネージメントをされている黒坂氏によると、前回の来日よりも調子というか、状態がよいらしいです。まむし(関西ではうなぎのことらしいですね)毎日食べてるからですかね。
 夢に見たスーパスターと過ごせた一時は一生の思い出ですね。
mackie (2004-11-12 03:00:36)


■ いやあ凄かったですねぇ。
個人レッスンはいかがでしたか?大スターと言えども
実に気さくにお客さんの要望に応えていらっしゃい
ました。健康管理のお話などは東京でも出てましたよ。
やはり体が資本なんだなあと言うのを思い知らされ
ました。食事ではウナギがお好きみたいですね。あと、
こちらでは「マムシ」はデ○ビタCの事をマムシジュース
と言って、ライブが終わるまでに何本も飲み干されて
いましたよ。鼻血が出るんじゃないかと心配しました
が、全く関係ないようですね(^^;)
こが@管理人 (2004-11-12 20:40:20)

■ レッスンは
いろんな事を教えてくださったんですが、結局のところ「練習しなさい」ってことを遠回しに言われてるようで^^;奏法に対して常に問題意識を持った姿勢を持つことの重要性を感じた次第です。後、月並みですがエアの重要性ですね。うなぎはかなり好きみたいですね。前回来日の際は36食中25食がうなぎだったとか・・日本のうなぎにとって受難の期間ですね 笑。
mackie (2004-11-14 09:41:18)

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